☆こんにちは「家の事なんでもいいね屋」修行中の三代目です。太田忍は私の祖父です。
★二代目と一代目は、家族なんですが、とても厳しい師です。
先日、20年前に建てたOB施主様からお電話があり、「トイレが壊れたから見に来てほしい。」と言われすぐ向かいました。確認した所、洋便器のタンクの水が止まらなくなっており、とりあえずタンク内のパッキンを調整し応急処置が終わったところで、「手洗いの水の出が悪い」と言われ、止水弁を調整して解決。すると、「ついでに2回の洗面台の排水が悪い」となり、排水トラップを掃除して解決。「もう1つ、台所のドアがしまりにくい」ということで、丁番を調整し木製ドアを鉋で少し削って解決。全部その場で、一人で解決した所で「ありがとう。間に合うようになったねー」と言われ、素直に嬉しかったです。
わが社は社長をはじめ社員全員が営業兼現場監督として動きます。そして、たくさんのお施主様の物件を1人だけでみるのではなく、他の者もサポートします。複数の人間で現場を管理する事で移動や作業のロスも少なくなり、対応が素早くなります。また担当の者と違った見方ができいいアイデアが生まれたり、ミスを防ぐことにもなります。その連係の良さが、お施主様に喜ばれお褒め頂いております。そして担当者だけでなく、弊社社員一丸となりお施主様とお付き合いさせて頂いております。
昭和27年の創業より、福井の土地に根付き、その永い経験の中で気候や特性を知り、試行錯誤を繰り返すことによって、より良い住まいづくりの探求をしてきました。それによって50年以上にわたり、地元の工務店として、地域に密着し、そして地域に貢献してまいりました。おかげさまで、今日に至るまで、たくさんの方と巡り合い、その“ご縁”を大切にし、「お客さまのために良い家づくりを」という思いを続けてきた結果、たくさんのお客さまに愛される工務店に少しはなれたのではないかと実感しております。
自分の仕事に胸をはれないような工事や、口から“でまかせ”のような仕事をしてきたならば、すぐに悪評がたち、当社のような小さい工務店では50年は続きません。真面目に正直な仕事を続けてきたからこそ、お客さまからの信頼を得ることができたのだと思います。創業者である太田忍が建てさせていただいた家を、30年以上の年月を経て、当社の2代目3代目が、リフォームさせていただくお客さまもたくさんおられます。永くお付き合いをさせていただく中で、「家の事で何かあったら、すぐ太田さんに言えばええから、安心やわ」といった声をたくさん頂きます。その“信頼”にこれからも応え続けていく事が、太田忍工務店の使命であると考えています。